私の好きな作家・角田光代さんが先日、雑誌に書いていた言葉
「歳を重ねると、昨日何を食べたか忘れることが増える。
記憶力低下のせいばかりでなく、たんに回数が増えるからだ。
なのにおいしいものを食べたいと、若いころよりずっと強く思う。
それはきっと、忘れてしまうような食事の時間こそ、私たちの人生を作っていくのだと、意識もしない深いところで知っていくからではないか。
食べものはいのちを維持するが、食事の時間はもっとべつの何かを形成する」
と書いていた。
たしかにそうだと、納得。
食べる事も作る事も好きだけど、お独り様の食事は、どうしても力が入らない。
コロナ禍の時だから、余計に思うのか?
何も考えずに、人が行き交う。そんな時はいつ来るのか?
それでなくても、社会の中で、パワハラやセクハラという言葉におびえながら生きていく。
生きづらさの中でせめて、食事をする時間が形成していく何かに期待したいと思っているまるやです。
ランチは要予約ではない予定ですが、年々歳を重ねておりますので御一報いただけると嬉しいです。
5月も宜しくお願い致します。